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ゴールドの品位って何?勘違いを防いで素敵な指輪を探そう

金の結婚指輪を検討する際、大切になるのが品位です。ここで気を付けたいのは、ゴールドの品位と言っても、「金が持つ風格」のことではない点。正しい意味を知らないと、少し恥ずかしい体験をしかねませんから、この機会に詳しく確認しておきましょう。

目次

ゴールドの品位について

ゴールドの品位は「純度」のこと
ゴールドの品位とは、業界では純度のことを意味しています。ショップで店員に「品位」を問われたら、どの程度の純度を希望するのか返答するようにしましょう。現在流通している指輪は見た目は金でも、実際には割金と呼ばれる混ぜ物をしているケースが多いのです。純度によって輝きが異なる他、価格面や機能性にも違いが生じやすいもの。一般的には、金を100%使っている製品から、4割くらいは混ぜ物になっているアイテムが豊富に流通しています。

純度について詳しく

金の純度は、K24やK18などの形で表現されるのが一般的です。18金と言う言葉を聞いたことはあると思いますが、これがK18を意味します。この24や18と言うのは、純度がどの程度かを現している数字です。純度は24分率で表現されており、数字が大きい方が金の含有量が多くなります。具体的には、K24は100%、すべて金で作られています。K18は24分の18で計算し、75%の含有率。K14の場合は24分の14となり、58.8%が金でできています。

それぞれの品位ごとの特徴を紹介

純度に応じて特徴が異なります。
指輪選びの際には、品位の特徴については要チェックです。ゴールドの含有率によって、指輪の外見や機能性は違ってきます。K24が最も優れているように見えるかもしれませんが、K18やK14にも独特な魅力があり、敢えてこちらを選ぶケースも珍しくありません。予算だけではなく、使い勝手の良さなどから選ぶようにしたいものです。

K24:金の魅力を最大に引き出す

K24の指輪は混ぜ物をせず、100%の純金で作られています。このため、金本来の輝きを楽しめるのが最大の特徴。高級なイメージも強く、贈り物としては相応しいと感じる方も多いでしょう。また、金属アレルギーのリスクが低いのも特徴です。他のアクセサリーはダメでも、純金なら大丈夫と言うケースもあります。他には酸化しにくく、金の柔軟性からデザインの幅が広いのも特徴です。

K18:金の魅力を残しつつ強度を改善

K18の製品は、75%が金でできています。金の含有率は高めですから、輝きは大きく損なわれていません。色味は、少しあっさりしたゴールドと言えるでしょう。金の比率が高いため、アレルギーの危険性が低く、デザインの幅が広い点も引き継いでいます。加えてK18は硬度が改善されており、日常使いでも安心感があります。

K14:爽やかな色味と使い勝手の良さが魅力

金は柔らかくて比重が重いのですが、K14は4割を別の金属にしているのが特徴。純金とは大きく異なる性質を有します。まず外見ですが、純金の指輪と比べると輝きの違いは一目瞭然です。ただ、k14はシャンパン・ゴールドのような爽やかな色味を出せるため、こちらを好む方もいます。また、日常的な使用にも向いている品で、硬度が改善されている他、軽量なのも魅力です。

割金の種類によって違う輝きも

割金の種類によって、金の輝きや性質は違ってきます。一般的な割金としては、銀と銅を用いることが多いようです。銀を混ぜた場合は、色味が白や緑よりに変化します。胴を混ぜると、オレンジや赤が加わるのが特徴。これらの配合比率を調整して、グリーンゴールドなどの多彩なカラーバリエーションを実現しています。なお、割金を使うと、素材の硬度を高めることも可能です。特に割金を多めに使った素材は丈夫で、繊細なデザインの製品でも破損しにくいのが特徴。このため、精緻なデザインで知られるハワイアン・ジュエリーは、K14で作られることが多いです。

それぞれの特徴を知って理想のひと品を

ゴールドの品位について紹介してきました。金の指輪を探す上では大切な知識なので、参考になれば幸いです。品位によって特徴が大きく異なっており、予算や外見、機能性など考えたい要素は多彩。じっくり検討して、自分たちに相応しい品を見つけて下さい。