結婚指輪の役立ちコンテンツ

プラチナ、ゴールド以外の結婚指輪

2020年現在プラチナとゴールドの高騰に加えてその割り金に使用するパラジウムも高騰しています。

高価な貴金属になって安価に結婚指輪として代用出来る素材として他にも色々な金属の結婚指輪が出てきています。ただしプラチナ、ゴールドに比べてその価値はほとんどありませんので一生物として身につける結婚指輪としての使用はあまり良いとはいえません。下記の金属を検討するならばしっかりと考えた上での購入を勧めます。

目次

銀(シルバー)

シルバー製品は主に92.5%が銀で残りは銅を7.5%混ぜたスターリングシルバーと言われるSILVER925を使用します。シルバーも古くから人々に愛された金属で加工も用意で色合いも純白の美しい輝きを放ちます。ただし、空気中では表面に硫化銀という酸化膜が整形されそのままにしておくと黒く変色してしまいます。指に着けていると皮膚や洋服などで自然に表面を擦り酸化膜は剥ぐようになるので酸化したように見えませんが、細かい隙間などは酸化膜が出来てしまうので黒く燻されたようになります。古美術品のような風合いが好みの人や酸化が気にならない人であればシルバーでも結婚指輪として使用しても良いかもしれません。ただし人によっては硫化銀でアレルギーを起こす人がいるので購入する場合は自分が大丈夫かどうか確認してから購入された方が良いでしょう。価格もプラチナやゴールドに比べてかなり安価です。

ステンレス

ステンレスにも種類があってジュエリーに使われるステンレスは錆びない種類のものを使用します。少しグレーがかった色合いなのでカジュアルな落ち着いたイメージの金属です。こちらもアレルギーフリーの金属なので医療用にも使われますが、硬度が硬く切断するのも難しいのでサイズ直しなどはほぼ出来ないと思ってよいでしょう。きつい指輪を無理やり入れて取れなくなった場合は切断が出来ないので困ります。ゆるめのサイズを選びましょう。

チタン

医療用にも使われるアレルギーフリーの金属です。色合いは少しグレーがかった色合いで比重が軽いので少し安っぽいイメージになるかもしれません。そのイメージに反面して加工が難しく溶接や曲げたりすることが難しくシンプルなデザインしか製作は出来ないようです。

タンタル

タンタルは金属アレルギーもほぼ出ないグレーがかった色合いのレアメタルです。チタンに比べて比重が重くずっしりとした重量感がしっくりくる素材です。溶接や鋳造が難しい金属なので削りだしで指輪などを作ります。その加工の難しさから複雑な細かいデザインには不向きです。色合いがグレーなのでカジュアルな印象でエレガントなデザインにも不向きな素材です。

ジルコニウム

ジルコニウムとはチタンによく似た金属で白色の色合いのレアメタルです。酸化や腐食しないので医療用に使われることが多く金属アレルギーの少ない金属です。鋳造などの加工が難しいため形を整形するには削りだすなど手間がかかり一般的にはあまりジュエリーには使われませんがチタンよりはずっしりするためしっくりきます。


結婚指輪として不向きな金属

鉄は曲げたり溶接したり削るのも用意で加工性は優れています。ただし一番の大きなデメリットとして酸化して表面が錆びます。鉄の錆は赤さびで指に着けていても汗や水分で表面が赤く錆が出てくるので指が茶色くなります。いずれはさびによって指輪自体もボロボロになってしまうので完全に避けなければ行けない金属です。

真鍮

真鍮はゴールドの色に似た薄い黄色みがかった金属です。銅と亜鉛の合金で家具や工芸品などに使われます。ピカピカに磨けば落ち着いたゴールドの色合いは美しく装飾品としても使えそうですが、やはり錆びます。表面が酸化して緑青という青い錆が発生します。昔は緑青が有害だという説がありましたが現在は他の金属の錆びと大差なく毒性は無いと証明されています。ただし、金属アレルギーが出る確率が高くおすすめできません。髪飾りなどを販売しているアクセサリーショップで1000円程度で販売されている指輪やネックレスはほとんどが真鍮のような素材で錆びるので長年身につける結婚指輪としては不向きです。金属アレルギーがある人は身につけない方が良いでしょう。特にピアスは被れたりする事があるので注意が必要です。


結婚指輪の素材をプラチナとゴールド以外でご検討の人は是非参考にして下さい。